耐震診断は、建物の健康診断の一つです。人間の健康診断も、血圧や肥満の調査、ガン検診などいろいろあるように、建物の健康診断もガスや水道などの設備系の診断から、シロアリの有無をしらべる診断までいろいろあります。
耐震診断は、大地震に対して大丈夫か?を診断します。通常の使用では問題がなくても、大地震がきたら大丈夫か?これは非常にわかりにくいのです。そこで詳細に検査をして、大地震が来たときに大丈夫か?を診断します。
なまあず本舗設計室は、構造設計に強いと同時に、耐震診断にも力を入れてきました。木造系では在来だけでなく、ツーバイフォー、混構造と幅広く対応しております。また得意分野を活かして他の設計事務所と共同で大きな物件の診断や補強業務も行っております。構造計算ができる事務所が耐震診断を行うというのは当たり前のことですが構造事務所は木造に詳しく無かったり、現地診断が得意でないところも多いです。
構造の詳しい内容がわからないで診断を行うというのは危険です。確かに耐震診断ソフトは発達して、入力すればある程度の強度がすぐにわかるようなソフトもあることはあるのですが、そのソフトに入力する材料は、目視や道具を使って集めることになります。片手間でわかるものではありません。なまあず本舗設計室では、構造設計の知識を活かし、精度の高い診断を実施しております。複雑で他社では断られるようなものも是非ご相談ください。
「なまずくの耐震事件簿」木造耐震診断のマンガです。なまあず本舗監修
耐震診断の情報
なまあず本舗設計室の木造耐震診断と価格一覧
・木造2階建ての耐震診断
・木造3階建ての耐震診断
・揺れやすい木造3階建て住宅
・木造3階建ての耐震補強事例
・ブロック塀の耐震診断
・地下室付きの木造住宅の耐震診断
なまあず本舗の耐震診断・補強の実績
新耐震基準の木造耐震診断
ホームインスペクション(既存住宅状況調査技術者)
耐震リフォーム
ツーバイフォーの耐震診断
鉄骨造の耐震診断
鉄筋コンクリート造の耐震診断
構造計算と耐震診断の違い
耐震診断Q&A
(参考)
既存不適格とは?
確認申請を伴う増改築について
木造住宅の耐震診断価格表(2022年5月より改定 9月メニュー追加 追記・名称変更)
2022年9月〜10月は秋の耐震キャンペーンを実施しております。詳しくはこちら
※現地訪問しての見積は2万円(税抜き)を先に事前調査費として申し受けます(成約の場合、診断価格から割り引きます)。
分類 | 診断方法 | 階数・面積 | 価格(税込) |
木造住宅 耐震相談 |
事務所での図面や写真 を見ながらの相談。1時間まで |
木造住宅 (在来・2x4 木造3階建て含む) 旧38などの認定住宅 等は対象外です |
1万円 |
木造住宅 訪問相談 |
対象住宅を訪問して相談 訪問以外は耐震相談と内容は同じ (府中市・調布市・狛江市・小金井市のみ) |
同上 | 2万円 |
木造2階建 簡易チェック |
一般診断法1に基づく図面と写真による診断。現地を見ません。 | 同上 | 5万5千円〜 |
新耐震 木造住宅 検証法による診断 |
新耐震木造住宅検証法による耐震診断。 一般診断法に準拠し、国が新耐震 向けに作成した診断法 |
木造在来住宅 (2階建て・ 2000年までの 新耐震住宅) |
7万7千円〜 |
木造2階建 一般診断 |
木造住宅の耐震性を判断するのに 適した一般診断法を採用。非破壊 検査。 |
木造在来住宅 (2階建てまで) 2x4や旧38などの 認定住宅等は対象 外です |
8万8千円〜 |
お勧め! ツーバイフォー2階建て 一般診断 |
ツーバイフォーにも対応した、一般診断法を採用。非破壊検査。 告示チェックあり。 サーモグラフィー標準採用 |
ツーバイフォー住宅 (2階建てまで) |
13.2万円〜 (図面あり) 16.5万円〜 (図面なし) |
ツーバイフォー2階建て 精密診断A |
ツーバイフォーにも対応した、精密診断法1を採用。非破壊調査。 告示チェックあり。 サーモグラフィー標準採用 府中市の助成金に対応した診断と 同等以上の診断 |
ツーバイフォー住宅 (2階建てまで) |
21万円〜 (図面あり) 27.5万円〜 (図面なし) |
ツーバイフォー2階建て 精密診断B |
Aに比べ一部解体してより精密性 を高めた診断。基本的に調査にかな りの日数がかかります。補強を前提とした診断となります。 |
ツーバイフォー住宅 (2階建てまで) |
現地訪問のうえ 見積(要木造住 宅訪問相談) |
木造2階建 精密診断A |
木造住宅の耐震性が悪いことを前提 に補強設計用の資料収集を目的とし た精密診断法1の非破壊検査 サーモグラフィー 標準採用 府中市の助成金に対応した診断と 同等以上の診断 |
木造在来住宅 (2階建てまで) 2x4や旧38などの 認定住宅等は対象 外です |
19万8千円〜 (図面あり) 25.3万円〜 (図面なし) |
木造2階建 精密診断B |
Aに比べ一部解体してより精密性 を高めた診断。基本的に調査にかな りの日数がかかります。補強を前提とした診断です。 |
木造在来住宅 (2階建てまで) 2x4や旧38などの 認定住宅等は対象 外です |
現地訪問のうえ 見積(要木造住 宅訪問相談) |
木造3階建 簡易チェック |
一般診断法1に基づく図面と写真に よる診断。現地を見ません。 |
木造住宅(在来) 3階建て・整形・ スキップフロアなし |
5万5千円~ |
お勧め! 木造3階建 一般診断 |
木造住宅の耐震性を判断するのに 適した一般診断法1を採用。非破壊 検査。 サーモグラフィー 標準採用 |
木造住宅(在来) 3階建て・整形のもの。 混構造は要相談 |
19万8千円〜 (図面あり) 24万.2千円~ (図面なし) |
木造3階建 精密診断 |
木造住宅の耐震性が悪いことを前提 に補強設計用の資料収集を目的とし た精密診断法1の診断。 必要に応じて一部解体を伴います。サーモグラフィ標準採用 |
木造住宅(在来) 3階建て |
要見積 (30万円以上) (要木造住 宅訪問相談) |
なまあず本舗の主な調査器具 | ・サーモグラフィー 温度の差から雨漏りや筋かいを発見します。また断熱材の切れ、床暖房の効果なども調査することが出来ます。 非破壊で調査するのに適しています。 ・360度カメラ 床下や小屋裏の調査を効率的に行えます。長い一脚を使い人が入れないエリアも効率的に調査を行えます。また室内などの劣化などを一辺に撮影出来、調査箇所を間違えないようにできます。 ・両面レーザー距離計 部屋の幅を効率的に測定します。通常のものは壁につけなければ測定出来ませんが、当設計室のものは両面レーザーのため、部屋の真ん中でも測定でき、非常に効率的です。 ※調査により使う器具は異なります。 |
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サーモグラフィーでの調査。通常は雨漏りや断熱の調査に利用しますが、なまあず本舗ではサーモグラフィーを所有しているため耐震診断でも活用しています。左の写真のように壁の中で人間の目には見えない筋かいを発見できたりもします。他にも壁内の異常などを察知できたりもするので、使い方次第で調査効率を上げたり、目に見えない欠陥などを発見できます。
(写真)筋かいが写っている(斜めに移っている赤めの部材)
浴室など水回りは特に劣化しやすいです。タイルのヒビ割れなどから水が漏れていると、写真のように土台や柱を腐らせ建物の耐震性を著しく下げるとともに、不衛生的になります。早期に発見すれば、補修もわずかで済みます。耐震診断のときにチェックを行うといいでしょう。
(写真)風呂廻りの土台が長年の漏水で腐って無くなっている
鉄筋コンクリートの耐震診断ではコンクリート強度を測定するためコア抜きを行います。コンクリートが弱いと耐震強度が弱いだけでなく、建物寿命も短くなりますし、補強もしにくくなります。補強の可否を決めるのはコンクリート強度といっても過言ではありません。外部機関により高い精度で測定します。
(写真)コア抜き。コンクリート強度を調べます
鉄筋コンクリートの強度を決めるのはコンクリートだけでなく内部に入っている鉄筋です。こちらは目に見えませんので、図面通り施工されているか?はつって鉄筋を直接目に見える状態にして調査します。
図面がない場合も、この方法で出来る限り建物の状況を調べ、構造的に安全な設計になっているか確認します。
(写真)はつり。鉄筋のサイズや間隔、コンクリートのかぶり厚さを調査します。